研究会の趣旨
環境負荷軽減コンクリート研究会(略称:EFC研究会)は、コンクリート構造物の生涯にわたる環境負荷を最小限にとどめることを目標として活動しています。所要の耐久性を確保できる範囲内で可能な限り、リサイクル材料を使用し、かつ施工性に優れたコンクリートの実現のために研究を行うことにより社会に貢献することを目指しています。
研究会活動
コンクリート構造物のライフサイクル全体での環境負荷軽減
材料・施工・耐久性の3点からアプローチ
材料
施工
耐久性
※環境負荷を軽減できる各種コンクリート構成材料(リサイクル材料、結合材、骨材、混和材(剤)等)の研究開発・適用
※施工性を向上させることにより、構造物施工時の環境負荷を軽減
※新設構造物の耐久性を向上させることにより、竣工後の補修・補強工事によって生じる環境負荷を軽減
研究会の構成
研究会の構成 円グラフ
EFC研究会はプレストレストコンクリート製造施工会社、セメント・コンクリート混和材メーカーおよび電力会社から構成されています。本研究会では各社の技術力や強みを活かし、材料調達〜施工〜完成・供用まで、ライフサイクル全般にわたる環境負荷の軽減を目指しています。
環境負荷軽減技術-材料-
〜3H-CRETE(トリプルエイチクリート)〜 3H-CRETEとは?

3H-CRETEは環境負荷の軽減を考慮した粉体系の早強性・高強度高流動コンクリートです。「新技術情報提供システム(NETIS)」に登録されています。

登録番号:CB-030101【準一般工事に活用する新技術】

NETIS登録済み NETIS登録済み
〜各種環境負荷軽減材料〜
環境負荷軽減材料 リサイクル材料を活用することで、環境負荷の軽減が可能
・適切に使用することにより、コンクリートの耐久性が向上
・耐久性を向上させることにより、施工後の補修・補強が軽減可能
フライアッシュ   フライアッシュ
石炭火力発電所(微粉炭燃焼)のボイラの燃焼ガスから集塵機で採取された石炭灰
高炉スラグ微粉末   高炉スラグ微粉末
高炉(溶鉱炉)で銑鉄と同時に生成する高炉スラグを水によって急冷後、乾燥・粉砕した微粉末
シリカヒューム   シリカヒューム
フェロシリコンなどを製造する際に発生するシリカ質の微粉末
その他:高炉スラグ骨材   その他:高炉スラグ骨材
高炉スラグ骨材: 高炉(溶鉱炉)で銑鉄と同時に生成する高炉スラグをコンクリート用骨材として用いるために加工した骨材
上に戻る